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其ノ拾伍、溺(R18)
亥の刻が過ぎようとしていた夜更けの時間。 「…。」 湯浴みを済ませ、浴衣に着替えた伊丹は、自室の布団の上に座り、窓辺に浮かぶ満月を眺めていた。 解かれた柳緑色の長髪が、サラリと肩から流れる。 『…今夜、また部屋に行っても良いか…?』...
2024年1月18日
其ノ拾陸、夢
その日、幻洛はいつものように村の巡回に出ていた。 辺りは既に暗闇に覆われ、しんと静まり返っていた。 嗚呼、早く帰らねば。 ふと、暗闇の先に、背を向けて立ち尽くしている見慣れた者の姿があった。 「…伊丹…?」 柳緑色の長髪に、ピンとそびえ立つ狐耳。...
2024年1月17日
其ノ拾漆、怪
「…今日も何事もなく平和な日、だったな…。」 ときは酉の刻。 幻洛はいつものように、万華鏡村の巡回を終え、帰路についていた。 あの悪夢を見た日から、数日経った。 それから特に不可解な出来事もなく、比較的平和な日常を過ごしていた。...
2024年1月16日
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