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蛇足
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1月14日
其ノ拾玖、蕩(R18)
「ん…、は、んぅ…」 「…は、伊丹…」 月の光が優しく注ぎ込まれる薄暗い寝室。 情事の空気が揺らめくその空間は徐々に熱く甘い熱を帯びていき、二人の思考を支配していった。 「あっ、ん…幻洛、さん…」 伊丹は幻洛の腰の上に跨がり、太腿に感じる布越しの熱い塊を追い求めるように腰を...
1月13日
其ノ弐拾、戦
午の刻。 その日の万華鏡村の空は、暗闇のように厚い雲で覆われていた。 「今日の天気は良くなさそうね…。」 ふゆはは今にも降りそうな雨のように、ぽつりと呟いた。 「…そうですね…。」 この不穏な天気に、伊丹もまた静かに返事を返した。 風を纏い、ザワザワと唸る森。...
1月12日
其ノ弐拾壱、呪
「…く…、何処だ、ここは…ッ」 怪異に捕まった伊丹を追い、共に亜空間へと引きずり込まれた幻洛。 気がつくと、そこは現実とは思えないほど暗黒に包まれた世界が広がっていた。 周囲には、アヤカシのような亡骸が無惨な姿で多数転がっていた。 「ッ…」...
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