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蛇足
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其ノ弐拾壱、呪
「…く…、何処だ、ここは…ッ」 怪異に捕まった伊丹を追い、共に亜空間へと引きずり込まれた幻洛。 気がつくと、そこは現実とは思えないほど暗黒に包まれた世界が広がっていた。 周囲には、アヤカシのような亡骸が無惨な姿で多数転がっていた。 「ッ…」...
2024年1月12日
其ノ弐拾弐、神
ここは、何処だろうか 身に纏うものもなく、白く、何もない世界 俺は、死んだ、のか 貫かれた喉元には、あの傷の代わりのように、一輪の大きな花が咲いていた ふと目の前を向くと、自分と同じように、何も身に纏っていない伊丹の姿があった...
2024年1月11日
其ノ弐拾参、新
「ん…」 眩く差し込む光に、伊丹は重い瞼を開けた。 清々しいほど澄んだ青い空。 心地よく吹き付ける風。 見覚えのある風景。 「助かっ…た…?」 あの亜空間から脱出し、万華鏡村へ帰ってこれたのだ。 「ぐ、…ッ」 「…!幻洛さん…!!」...
2024年1月10日
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